主婦が薬剤師になるには?別な資格取得方法の有無や高卒でも目指せるのかを解説!

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育休中だけど、今の仕事はフルタイム前提だしあまり給料も高くなくて…。

薬剤師は高給だけどパートや時短勤務もできるって聞くし、主婦がこれから薬剤師の資格を取って転職するにはどうすればいいかな?

アドバイザー
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確かに薬剤師の仕事は主婦の方にとってメリットが多いですね。

薬科大学や大学の薬学部卒業でない主婦の方がこれから薬剤師になるにはどうすれば良いのか、本記事で詳しく解説しています!

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主婦が薬剤師になるには?

さて、主婦が薬剤師になるには、どうすればよいのでしょうか?

ここでは、主婦から薬剤師になるために必要なステップを説明していきます。

主婦が薬剤師になるための最短ルート

  • ステップ1 薬学系の大学を卒業する。
  • ステップ2 薬剤師の国家試験に合格する。
  • ステップ3 薬局や病院などで就職活動を行う。

一見すると、シンプルな手順ですが、薬学系の大学を卒業するまでには最低でも6年はかかります。さらに、私立大学に通う場合は、学費が1000万円を超えるので、財力に余裕がないと目指すのは難しいと言えるでしょう。奨学金を借りる方法もありますが、あまりにもリスクが大きい投資です。

さらに、実習など学ぶことも多いので、家事や育児と両立するハードルは高いです。その意味では、これから薬剤師を目指すならば、家族の理解が必要不可欠です。まずは、家族会議を開いて、パートナーを含むみんなの意見を聞いてみましょう。

別な資格取得方法はない?

なお、上記のステップをみると、今から6年かけて薬剤師になるのは流石に現実的ではないと考える主婦の方たちも多いでしょう。
実際のところ、もっと早くて、安い値段で資格を取得する別な方法はないのでしょうか?

残念ながら、薬剤師の免許は国家資格であり、ユーキャンなどの資格講座で取得できるような簡単なものではありません。
薬学系の大学を卒業して、試験を突破しない限り、主婦でも、社会人でも薬剤師になるのは仕組み的に困難なのです。

さらに、薬学部には夜間大学はありません。
そのため、昼間に学費を稼ぎながら、夜に勉強するという選択もないのです。
国民の健康に直結する薬学を扱う以上、国家が適切に権限を管理しており、これから先も規制緩和される見込みはまずないと言って良いでしょう。

高卒でも目指せる?

みなさんのなかには、高校を卒業してからすぐに結婚して主婦になった方もいるでしょう。
そこから薬剤師になりたいと思ったとき、果たして高卒でも目指せるものなのでしょうか?

これに関しては、薬学系の大学を卒業して、国家試験に合格しさえすれば、高卒の主婦でも問題ありません。
ただし、高卒の学歴だけでは薬剤師になるのは不可能です。
あくまでも、上記で紹介したステップに従う必要があります。

薬剤師になるのが難しいと感じた主婦におすすめの職業

これまでにお伝えした通り、主婦が薬剤師になるのは家族の協力も必須でかなり難易度が高いです。
実際、薬剤師以外にも医薬品や医療現場に関わる仕事はあります。
もし、薬学部に通う余裕がないのであれば、次に挙げる職業を変わりに目指すのもよいと考えられます。

おすすめ1 登録販売者

医薬品に関わることができる仕事の一つに登録販売者があります。
具体的には、ドラッグストアで販売されている一般用医薬品は次のように分類されています。

  • 要指導医薬品
  • 第一類医薬品
  • 第二類医薬品
  • 第三類医薬品

登録販売者は、この中の第二類医薬品と第三類医薬品の販売ができる資格です。
風邪薬・胃腸薬などドラッグストアで購入したいと思うような医薬品は、一般的に第二類・第三類の医薬品であることが多いです。
登録販売者の資格を取得すれば、ドラッグストアを訪れる方のお薬選びの力になることは可能でしょう。

登録販売者になるには、都道府県ごとにそれぞれの試験があり、合格率は2021年の全国平均で49.3%です。
学歴不問で独学や通信教育での勉強も可能なため、主婦の方が取得するには薬剤師よりも取得しやすい資格となっています。

おすすめ2 調剤薬局事務

薬剤師以外で調剤薬局で働くことができる仕事に調剤薬局事務があります。
主な仕事は訪れた患者さんの受付・処方せんの入力・清算などとレセプト請求です。

調剤薬局を含む医療機関は保険証を提示することで、患者さんは自己負担分のみの支払いになります。残りの保険部分を国や保険者に請求する業務がレセプト請求です。

嬉しいことに、調剤薬局事務で働くには必ずしも特別な資格や経歴は必要ありません。
場合によっては事務関連の資格があれば就職に有利には違いありませんが、法的に取得しないといけない資格はありません。

医療保険や介護保険などの知識や薬の知識も身につき、主婦の方も働きやすい勤務時間であることが多いので、調剤薬局で働いてみたいと思う方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

おすすめ3 医療事務

無資格・未経験でも目指しやすく、主婦でも働いている人が多いのは医療事務です。

調剤薬局事務と似ていますが、こちらは病院での勤務がメインです。
無資格で応募できる求人も多く国家資格は存在しませんが、民間資格が多く存在します。

中でも診療報酬請求事務能力認定試験は合格していると医療機関からの評価が高くなり、就職・転職する上で有利になります。
合格率は約30%と低く難易度は高いですが、取得していて損はありません。
医療事務の求人は少なめなので、医療事務に特化した求人サイトで探すのがおすすめです。
アドバイザーに相談することでより効率よく条件の良い求人を紹介してもらえますよ。

おすすめ4 看護師・准看護師

医療現場で働ける安定した仕事の代表といえば看護師・准看護師です。

看護師は医師をサポートし、患者さんの看護をすることが仕事です。
3年課程の「看護専門学校」「看護短期大学」を修了し国家試験に合格する必要があるので、資格取得に必要な期間は最短3年となります。
薬剤師と比較すると短い時間で資格を取得できますが、その間には多くの勉強が必要であり実習もあります。

准看護師は、医師・看護師の指示を受けて患者さんの看護をすることが仕事です。
看護師に比べ、業務に制限がある場合が多いです。准看護師養成所などを修了し、各都道府県で実施される試験に合格する必要がありますが、最短2年での免許取得が可能です。

看護師はどれだけAI化が進んだとしても、需要がなくなることがない安定した仕事です。
超高齢化社会の今、看護師の仕事は増えているとも言えます。
安定した医療の仕事を考えている方は「看護師・准看護師」も検討してみてはいかがでしょうか。

主婦と両立できる職業を選ぼう

主婦だったとしても、薬学系の大学を卒業して国家資格に合格すれば、だれでも薬剤師になることが可能です。
しかし、逆を言えば、それ以外に薬剤師として働く方法はありません。

1から目指すとなれば、時間も、お金もかかります。
その意味では、主婦と両立できる職業を選んだほうが賢明です。
特に、登録販売者や調剤薬局事務は薬剤師の人たちと一緒に働ける資格なので、代わりに目指す職業としてもぴったりです。

もちろん、「本気で薬剤師になりたい」という覚悟があるなら、家族の協力を得ながら目指すのも人生の選択でしょう。
とはいえ、そのリスクを十分に吟味したうえで、ライフワークとの適合性を判断することを忘れないでくださいね。

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